呼吸を意識することで「いまここ」を体感しやすくなる事ついては、先日ちょっと触れました。
ずっと呼吸を意識していられる訳ではないのだけど、ずいぶん「いまここ」に在ることが出来る様になってきていると思います。
ポイントとしては、呼吸をコントロールしないという事でしょうか。
呼吸を意識するというのは、自発的に起きている呼吸を観察するという事であって、意識的に呼吸をする事とは違います。
ただ、もとの呼吸が、鼻だけで行っているとか、口だけで行っている様であるなら、意識的に呼吸を変えることから始めた方が良いと思います。
基本は、「鼻から吸って口から吐く」ですからね。
それが自然に出来ている事を前提として、ただただ呼吸を観察する事で、「いまここ」に在る感じにが出るという事です。
とは言え、呼吸を意識的にやってしまっている事に気づく事がしばしばあります。
気功というのは、呼吸のコントロールで気を高めるという訓練もやったりしてますから、その癖というのが、しばらく消えません(笑)
呼吸に意識を向けていると、つい呼吸をコントロールしてしまうんですよね。
それはそれで深くゆっくりな呼吸になりますから問題はないのだけど、エゴから離れるはずがエゴの維持強化になってしまっているという面はあるようです。
気が付いた瞬間に、ただただ観察するだけに戻るので大丈夫なんですけどね。
そう考えると、気功の訓練ってエゴの強化の側面が強かったのだろうなとは想いますね。
要するにエゴで潜在意識をコントロールする為の鍛錬ですからねぇ。
今の目指している心境と真逆ですわ(笑)
長い時間をかけて呼吸のコントトールを学んだのに、今度は呼吸のコントロールを手放す事に取り組んでいるという皮肉。
でもあれですよね、この手の能力開発の練習方法って、呼吸に始まり呼吸に終わるというのを良く耳にしますけど、こういう事なのかも知れないなとは思います。
ということは、最終段階に来たとも言えますよね。
そう考えれば嬉しい事でもあります。