ど忘れした事を、思い出そうと一生懸命になっているときは、なかなか思い出せませんよね。
それで、もう思い出すのを諦めて、他の事をやっていてリラックスした時に、不意に思い出したり、全く関係無いことをやっていたら、思い出したかった内容に関する話題が出てきたり。
これって、願望の実現の仕方に似ているよなと思います。
必死で願望を叶えようとしている間はなかなか叶わないんですよね。
それで、もう、なるようにしかならないって思い始めて、願望への執着をやめると、予想もしていない形で突然叶ったりするものです。
必死で願望を叶えようとしてるという事は、潜在意識的には「願望は叶っていない」と想っているので、当然、その想い通りに願望は叶わないという事。
それは、願望は叶っていないという想いを潜在意識が叶えている訳ですけどね。
だからややこしくなる。
最初に願望が生まれるのは良いのです。
願望が無ければ発展もないでしょうし。
でも、その後、その願望を叶える事に執着しつづけると、その願望は実現しません。
「~したい!」って強く想い続けるという事は、「~したい」という現実を生じさせ続ける訳ですからね。
願望が実現している人は、願望を実現したいとは想わない。
だって既に叶っているのだから。
つまり、既に叶っているという氣持ちで、淡々とやることをやっていく。
叶っている氣持ちというのは、やはり感謝が最強な氣がします。
そして、やることをやっていくというのは、願望を実現するためにやるというのではなく、願望が叶っているなら当たり前にやっていることをやるという感じでしょうね。
その願望を実現しているにふさわしい人間で在るかどうかという事でもある。
外面以上に、内面って大事ですし。
大金が欲しいって想うのも全然良いのです。
ところが、多くの場合、大金を扱えるだけの人格が伴っていません。
そんな状態で大金を手にしてしまうと、お金に振り回されて不幸になります。
お金というのも力ですからね。
大金は大きな力です。
お金に限らず、自分の手に余るほどの力を突然持つと、それに振り回されます。
その大きな力を扱うにふさわしい人格を持っていないとまずい訳です。
毎年、運転免許取り立ての子が暴走して事故死してますが、それも似た様なこと。
いままで自分で運転できるのは自転車だったのに、いきなり時速100キロ以上のスピードを出せるという大きな力を手に入れて、その力に振り回されてしまい最悪の最後を迎えてしまうという流れです。
大きな力を使いまくりたいという誘惑に負けず、大きな力を有効に使いこなせる人格を持つ事が非常に重要です。
そうじゃないと本当に不幸になる。
自分が不幸になるだけならまだしも、多くの場合、周囲も巻き込んでしまう。
だから、潜在意識的に想う訳です。
願望を実現して破滅するくらいなら、願望を叶えない方がマシだと。
ですから、その願望を実現しても、それに振り回されない人格を身につける事にも取り組む必要はあるでしょうね。
願望を実現する為のことにばかりとらわれていると、それが疎かになる。
逆に、その願望実現にふさわしい人格になる事に取り組めば、願望実現そのものはあっさり叶う様な気もしますね。
大金が欲しいといいつつ、経理や税務関連の事を少しでも勉強している人ってどれくらいいますかね?
お金持ちになりたいっていうのなら、大金を持って終わりじゃないんですよね。
その先で必要な事を最低限でも勉強したり、或いは、信頼出来る税理士さんと知り合いになっておくとかでも良いけど、そういうコネクションとかにも無関心だと、やっぱ不幸になる可能性は高い。
でもまあ、それらを凌駕できるのは、感謝の氣持ちっていうのはあるかもね。
感謝の氣持ちを忘れなければ、力に振り回される事もないだろうし、必要なご縁も引き寄せるだろうから、問題も起きてこない。
願望実現にふさわしい人格って、感謝の氣持ちに溢れているという事でもあるのでしょうな。