個々の出来事には普遍化された意味は無い
何かあるごとに、「これは自分に何をさせようとしているのだろう」とか、「こんな事が起きるなんて、自分は過去生で一体何をしてしまったんだろう」等の様な感じで、出来事に意味づけをしたがる人は多い様な氣がします。
でも個々の出来事には普遍化された意味は無いような氣がします。
自分が出来事をどのように解釈するかによって、起きてくる出来事が変化してきますから、自分が意味を与えているという事は言えます。
普遍化された意味はありませんが、個々人にとって、それぞれに意味が出てくるということです。
自分が意味を与えている
でも、先にも述べた様に、あくまでも自分で意味を与えているということです。
それは思い込みに基づく条件反射的な意味づけであることが多いので、まるで普遍的な意味がある様に感じるということはあるかも知れませんが、自分が意味づけをしていることを理解し、思い込みを変えることで、自分に有利な意味づけをしていくことが可能になります。
出来事の一連の流れを重要視すること
それから、出来事の意味に関しては、個々の出来事に対してというより、出来事の一連の流れに対して意味づけすることの方が多いと思います。
ひとつの出来事だけ切り出して解釈することは、あまり役には立たない氣がします。
よほど強烈な出来事であれば話は変わってくるかも知れませんが、出来事の一連の流れに対して、自分がどのように解釈する癖があるかを理解し、必要ならそれをを変えて行く方向で取り組んだ方が役に立つと思います。
解釈によって現実が変わる
肯定的に解釈すれば肯定的な方向に、否定的に解釈すれば否定的な方向に現実が変化していきます。
仮に嫌な出来事が起きたとしても、それは「大難が小難に変わってラッキー!」の様な感じで、自分に都合良く解釈するくらいの心の余裕が欲しいものです。
もちろん、その上で、似た様な出来事は回避できる様な対策はしておく事は必要です。
また、ちょっとした良いことが起きたら、「これは更に素晴らしい出来事の兆しに違いない!」という解釈が出来れば、更に良い循環に入っていくでしょう。
思い込みを整理することで解釈を変える
その為には、自分の思い込みを整理しておく必要があります。
油断していると、条件反射的に否定的な解釈をしてしまいますから。
肯定的な解釈を条件反射的に出来る場合は問題ありませんが、更に良い条件反射的思考に変えて行けば、更に良い循環に入れますから、どちらにしても、自分の思い込みを知っておくことは大切な事です。
自分が出来事にどんな意味づけをしているかを見ていくことで、その元になる思い込みを探って行くことができます。
思い込みそのものは正しいも間違っているもありません。
自分がどんな人生を送りたいかを考えたときに、その思い込みが自分の役に立つか、自分の邪魔をするかの違いがあるだけです。
ネガティブな思い込みは、書き出して捨てる作業で整理し、ポジティブな思い込みを刷り込むためにアファメーションを行うのが良いと思います。