呼吸を胸式腹式連続呼吸に変えて丁度1週間になります。
息を変えるというのは、生き方を変える事にも通じるのかも知れない。
常に呼吸を意識する事が「いまここ」に在る要件でもあるので、この呼吸を維持し続けるのは大切な事だと思っています。
もちろん、それは要件であって、十分条件ではないので、呼吸を意識さえすれば、「いまここ」に在る事が出来る訳ではないのだけど、それでもとっかかりとしては重要な事。
「いまここ」に在る為に、呼吸と共に意識しているのは、物質の隙間を意識すること。
物質を素粒子レベルでみれば、原子核と電子の間はほとんど空っぽですからね。
原子核の大きさをピンポン球とすると、電子が公転している軌道の大きさは東京ドームの大きさに相当するという。
電子の軌道が原子の大きさになるのだけど、ほとんど空っぽであるというのが理解できると思います。
原子が集まって分子となり、その分子の塊が物質なわけですから、物質はほとんど空っぽという事です。
物質の隙間を意識するというのはそういう事を意識するという訳です。
その隙間を無とか空と呼ぶのでしょう。
また物質は全て波動ですが、その隙間の無に生じた波動が物質になるのだと思います。
物質だけではなく、心も波動です。
その隙間こそが本質であり、全ては波動なので、波動の媒介と切り離せないから、始めから全ては一体であるという事実。
水面の波は水の状態の事であって、波という何か水と別の物が存在する訳ではありません。
風と空気を切り離して考えられないのも同様です。
それと同じで、無に生じた波動である有は、無とは別のものではないということ。
無を空におきかえれば、色即是空 空即是色って事ですね。
そういう意味では、エネルギーが湧いてくるとかそういう概念すら間違いで、私達自身もエネルギーそのものなので、本来、エネルギーが枯渇するとかあり得ないのだけど、そこはそれ、火水に等しき力を持つ人間存在は自分の思い込み通りに現実を想像するので、枯渇しているような状況を創造してしまうということ。
だから認識を改めた瞬間に、エネルギーに満ちている状態になる。
いや、満ちているという表現も間違いで、エネルギーそのものだったと氣付く感じ。
悟りという表現は非常に良く出来ているなぁと思う。
既にそうであるものになることは出来ない。
始めからそうだったと氣付くだけで良いということ。
だから悟りという表現になる。
