聴覚の優先度を上げる

2015年10月7日

ほとんどの人が視覚優先で過ごしている

外界を把握することに関して、ほとんどの人が視覚優先で生活しているのではないかと思います。

もちろん視覚情報は非常に重要な情報なのでないがしろしてはいけないのですが、視覚だけに重きを置きすぎるのではなく、聴覚の優先度も上げる様にしてみて下さい。
草食動物と違い、人間の場合、眼球が顔の前面に付いているため、後方を見ることはできません。
その分、遠近感を得やすいというのはありますが、後方が見えないというのは外界の把握には不利な面があります。

視覚では後ろを把握出来ないが、聴覚なら後ろの様子もある程度把握できる

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聴覚というのは、360度全体を把握する事が可能です。
音を発している物だけしか把握出来ないという欠点はありますが、大抵の物は動けば音が出るものですから、動く物の位置の把握というのはその氣になれば思っている以上にできるものです。

視覚で見えない後方の様子を聴覚で補うような感じで聴覚の優先度を上げてみて下さい。
それだけでも外界の様子の把握能力がかなり高まります。
実は、視覚ばかりにとらわれていると、360度全体の音を把握出来るはずの聴覚も、ちゃんと認識出来るのは前方の音だけになってしまいます。
聞こえているけど、印象に残っていないという感じになります。

聴覚は機械のトラブルの把握にも効果的

機械の状態の把握にも聴覚は有効です。
例えば車を運転していて、車体から普段と違う音が聞こえてきたら、何らかのトラブルが発生していると考えた方がベターです。
この異音も、あからさまな異音であれば、聴覚に注意をあまり向けていない人でも氣づけますが、微妙な違いだと、聴覚の優先度を上げている人以外は氣付けないことが多いです。
元々鳴っている音なのだけれどもトーンが微妙に違うとか、そういう感じの異音ですね。

五感の他の感覚も大事

この記事では聴覚の優先度を上げることを書いておりますが、五感の他の感覚も大事です。
嗅覚で異臭をかぎ分けることはトラブルの回避に重要ですし。
味覚は食べ物の害の認識ですよね。
皮膚感覚も外界の氣温等の変化の察知に重要です。

まずは聴覚の優先をを上げるところから始める

ただ、一度に全部やろうとすると訳が分からなくなってくるので、まずは聴覚の優先度を上げるという事に取り組みます。
聴覚の優先度を上げることで、目の負担を軽減することもできますから、逆説的ですが視覚も鋭くなるという効果もでてきます。
観の目もやりやすいですし。
前方だけでは無く、後方、左右、上空の音にも注意を払って下さい。
地面にいるときは下方の音はあまり氣にする必要はありませんが、高所にいる時は下方の音も氣を付けて下さい。

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