氣は宇宙のエネルギー
氣は心と身体に関係深い宇宙の根源的なエネルギーです。
それは生命エネルギーでもあります。
科学的に氣の存在が証明された訳ではありませんが、様々な現場でそれらしき何かが測定されたりした話は偶にあります。
それが氣であると断定は出来ませんが、科学的に説明不可能な何かが確かに存在しているらしきことは伺い知れます。
根源の氣とそこに生じる波動という意味での氣
氣という言葉がややこしいのは、根源的な氣である宇宙エネルギーと、人やものの氣配であるオーラ的な現象も、全部同じ「氣」という言葉で表現してしまう点です。
他にも様々な現象を「氣」という言葉で表現する為に混乱しやすいです。
まず根源の氣があり、そこに波動が生まれ、それが様々な事象を生じます。
根源の氣に生ずる波動が、人やものの氣配に相当します。
ただ氣配というのは、「氣」に生じている波動ですから、氣には違いありません。
ですから、全部ひっくるめて「氣」と表現するのも間違いではないのです。
物質も氣で出来ている
物質も、根源の氣に生じている波動ですから、氣で出来ているという表現をする事は多いです。
物質は固定化している何かではなく、現象と呼ばれるべき存在です。
海面のさざ波の様なものです。
物質も精神も根源の氣に生じている波動であり、その違いは波長領域の差に過ぎないということです。
ヒーリングや護符でいう氣を調整するというのは氣の波動を調整するという事
氣を高めるとか調整するという表現を使いますが、それは氣の波動を調整するという意味合いになります。
波動を調整する時には、主として氣の波動の共鳴を利用する感じになります。
氣は波動なので強さだけではなく、高さも必要
氣は波動なので、基本的な性質として強さと高さがあります。
実際には、他にも深さや柔らかさ等、波形の影響も大きい面もあるのですが、まずは強さと高さがある事は理解しておく事が大切です。
低い波長で強くするのは簡単だが、高い波長で強くするのは難しい
人の発する氣の波動の大きなものは感情ですが、喜びや感謝などの幸せ感は波動が高く、怒りや不安などの、あまり幸せでは無い感情は波動が低いという傾向があります。
強い怒りや不安は簡単に出せるけれども、強い喜びや感謝が出しにくい事は経験している人は多いと思います。
高い波長を出すには多くのエネルギーが必要ですし、強さを出すにも多くのエネルギーが必要です。
エネルギーの量が同じなら、低い波長を出す方が強く出せますし、エネルギー量を増やすことなく波長を高くしようとすると弱くなります。
現実への影響力の強さは波動の強さに比例しますから、高いけれども弱い波動より、低くても強い波動の方が現実を引き寄せ易いのです。
不幸な現実は具現化しやすく、幸せな現実が具現化しにくい原因は、そこにあります。
因みに同じ強さなら、高い波動の方が影響力が強いのですが、低い波動は簡単に強くなりますから、高い波動で同じ強さになるだけでも、かなりのエネルギーが必要になります。
怒りや不安が悪い感情ということではない
ただし、怒りや不安等の感情の波動は低いからと言って、それらが悪い感情であるという訳ではないことは補足しておきます。
例えば音楽だって、高い音ばかりで低い音が無ければ成り立ちませんよね。
感情も似た様な感じです。
怒りや不安も自然な感情ですから、怒りや不安を感じる状況で、それを感じるのは大切な事です。
強さだけ求めると、怒りや不安が強い状態で固定化されるから、良くないという事です。
感じて、その都度、流してあげれば、何の問題もありません。
高くて強い波動を得るには、エネルギー量を増やす必要がある
幸せな氣持ちを強く維持する為には、かなり多くのエネルギーが必要になるので、様々な作業によって、自分を通して流れる氣の量を増やす必要があるのです。
それをせずに強さだけを求めると、現実に対する影響力は強くなったけど不幸になるという様なことになります。
本人的には願いが叶っているにも関わらず不幸になることも多々あるものです。
氣の波動が低い状態で持った望みが叶うことは、人生にとってプラスとは限らないからです。
高さと強さをバランス良く
ですから、氣の波動の強さと高さをバランス良く改善していくことが大切です。
感情で言えば、喜びや感謝を多く感じる様にしつつ、それを徐々に強めていく感じで取り組みます。
ある程度強くなったら、より質の高い喜びや感謝に高めて行く感じです。