自信を持つというのはどういうことか
より良い現実を引き寄せる為には、自信があることは重要な要素です。
その為、様々な成功心理学等では、自信を持ちなさいって言う人が多いです。
確かにそれはそうなんですが、「自信とは何ぞや？」という事を考えると、自信を持ちなさいというだけではダメなんじゃないかなと思います。
自信を持つということは、自分が信頼できる存在であると認識すること
自信を持つということは、自分を信頼するということです。信頼というのは、その人が信頼に足る存在であるから、その人を自然に信頼するのであって、無理矢理信頼することではありませんよね。
自分自身が、自分の信頼に足る存在でなければ、自分を信頼出来なくて当然です。
それが、漠然と「自信を持ちなさい」という事が、かなり無理があると感じる所以です。
自分の能力を高めることが自信に繋がる
自信を持とうとするのではく、自分が信頼出来るようなレベルの人間になる様に自分を高めることが大切ではないでしょうか。
「自分にも出来る」と思えることが少なければ、自信など持てるはずがないのです。
日々、切磋琢磨することで、「これに関しては自分にも出来ると確信出来る事」を増やすことで、自分の能力に対する信頼の範囲が拡がることになります。
確信を持って「これは自分にも出来る」と思えることが増えてくれば、自然に自信が持てる様になってきます。
例えば筋トレをして、以前より重い物が持てる様になるのも、自信に繋がるものです。
自信というのは持とうとして持てるものではありません。
基礎的な能力が高まってくれば、やった事が無いことでも「出来そうだ」と思える様になりますから、新たなことに挑戦することも多くなりますが、それが自信があるということです。
自信を持つためにやれること
現状、自分に自信が無いのなら、自分にも出来ると確信を持てることを増やす事に取り組むことです。
自分にも可能だと確信出来ることが増えることが、自分が信頼に足る存在だという認識に繋がります。
それが自分に自信があるということです。
日常の様々な案件を、ある程度、確信を持ってこなせる様になっていれば、自分に自信を持てる様になるのではないでしょうか。
その為には、日頃の練習は必要です。
不器用でも練習すれば大抵のことは人並みにこなせる様になるものですから。
器用な人は練習などしなくても、そつなくこなせるので、不公平に感じることはあるかも知れませんが、そこは受け入れるしかありません。
得手不得手を認識することも大切
それから理解しておいて頂きたいのは、すべての事を確信を持って出来る様になることなど不可能だということです。
有る方面には、出来る自信があるけど、この方面にはあまり自信が無いというのがあって当たり前です。
料理は自信があるけど、楽器演奏は自信ないとか、そういう感じのことはありますが、それで良いのです。
確信を持ってやれることが増えればよいのであって、全ての事を確信を持ってやれないとダメという事ではありません。
オールラウンダーになることなど、たかだか100年足らずの人生では不可能ですからね。
自分は何が得意で、何は苦手かをしっていることと、自分でやること、人に任せることの区分けもできますから、効率も良くなるものです。
それから能力を高める範囲ですが、自分の専門分野、得意分野の能力を伸ばすことを優先させます。
日常の事は、日常に支障の無いレベルになっていれば充分です。
根拠の無い自信
様々な事に自信がついてくると、どんどん自分自身のレベルも上がってきます。
そのうち根拠の無い自信も持てる様になってきます。
根拠の無い自信には賛否あるかも知れませんが、根拠は無いけど自信に漲っている状態だと、様々なことが上手く流れる様になるのも事実です。
過信はダメですよ。
その線引きは難しいところではありますけれども。
根拠のある自信だと、自分より凄い人を間近にみると自信が崩壊する可能性があるのですが、根拠の無い自信だと凄い人を間近にみても、人は人自分は自分という感じで自信を維持できるものです。
現実は自分の在り方によって引き寄せられますから、自信があることで何故だか分からないけど上手くいってしまうのです。
だから自信を持ちましょうって言われているのですが、いきなり根拠の無い自信まで到達するのは難しい人も多いので、段階を経て自分自身のグレードアップをしていき、ある程度自信が付いてきたら、根拠の無い自信も意識するというのが、結果的に早いのではないでしょうか。
