信じず疑わずとはどういうことか
誰の言うことに対しても、鵜呑みにせず、でも頭から否定せず、というスタンスで物事受け止めるということです。
その上で、自分なりに裏を取り、真偽を確かめていくことが大切です。
どんなに信頼できる人でも、間違うことはあるでしょうし、詐欺師の話だって全てが嘘という訳ではありません。
全てが嘘では詐欺は成り立ちませんからね。
情報は情報として記憶する
マスコミの情報にしても人から聞いた話にしても、そのまま鵜呑みにはせず、でも頭から否定せず、情報は情報として記憶しておき、その真偽は自分なりに調べて判断することが大切です。
自分で調べても真偽不明なことは、真偽不明情報として記憶しておきます。
何かのきっかけで、真偽が分かる時もあるでしょうし、またその情報が役に立つこともあるかも知れません。
また、その当時は調べて正しいと思った情報も、時代が進めば間違っていたことが分かることもあると思います。
その場合は、きちんと修正していくことも大切です。
間違ったまま記憶し続けるのは、何かと不具合を起こしかねませんから。
一度信じたら最後までというのは人物に対しての姿勢
一度信じたら最後まで信じるという姿勢も悪くはないのですが、そういうのは人物に対してであって、個々の情報に対して持つべき姿勢ではありません。
信頼できる人だって間違うことはあるでしょう。
だからと言って、1度でも間違ったから、その人は信頼できないというのも違いますよね。
失敗した時にどのような対応をするかによって、誠実な人かそうではないのかをみて、その人物を信頼できるかどうか判断すれば良いのだと思います。
素晴らしい情報を教えてくれた人だからと言って、その人物の言うことを全て信用して良いかというと、それは違いますよね。
相手に自分を信用させるために、有益な情報を与え、最後に騙すというのは、詐欺の常套手段です。
カルト宗教なんかもそういう手口を使います。
そういうことも踏まると、例え素晴らしい人の話であっても特定の人の話だけ鵜呑みにするのは危険だということが分かります。
自分で考えるための参考にするのだという姿勢が必要だと思います。
その為には、反対意見にも目を通すことも役に立ちます。
反対意見の観点を知ることで、新たな視点で物事を受け止めることも可能になるからです。
最終的には、判断基準は自分の感覚になります。
その為には、自分の感性を高めつつ、様々な情報にもある程度は触れておく必要はあるでしょう。