感情を感じる事と表現する事は別の事

2016年8月12日

感情に良い悪いはない

怒りや不安等のネガティブな感情を感じることは良くないと思っている人も多いかも知れません。
それで怒りや不安等のネガティブな感情を感じても我慢して、感じないふりをしてしまうことで、どんどん感情を溜め込んでいきます。

でも、感情そのものに良い悪いはありません。
怒りや不安、悲しみも自然な感情です。
怒りや不安、悲しみを感じるべき状況で怒りや不安、悲しみを感じない方が不自然ですし、それは感じてないのではなく、感じていない振りをしているだけです。

ネガティブな感情も、その都度感じて流していけば、現実に影響を及ぼすことはありません。
ですから、感じたネガティブな感情も受け入れて感じきることが大切です。

それをしていないから、無意識レベルに抑え込まれた感情が、思考や行動に影響し、結果として現実に影響を与えてしまうことになるのです。
その大元には、先に述べた様な、ネガティブな感情は感じてはいけないという思い込みがあるのでしょう。
繰り返しますが、感情に良い悪いはありませんから、感じた感情はその都度感じていってください。

感情の表現の仕方をコントロールする

どんな感情も感じることは構わないのですが、その感情を表現することについては、ネガティブな感情の場合は、ある程度は制限する必要があります。
そうしないと社会生活を送ることが難しくなりますから。

もちろん、悪意を向けられた場合などの様に、怒りを感じたら、そのまま怒りを表現した方が良い状況もありますので、すべてのネガティブな感情の表現を制限した方が良いということではありません。
ただ、多くの場合は感情を表現することを制限した方が役に立つということです。

例えば仕事していて、仕事相手に非常に腹が立つことがあったとして、怒りをそのままぶつけたら会社にいられなくなる事もありますよね。
多くの人は感情を感じることと表現することを一緒にしているので、相手に対する怒りを表現しない為には感じない様にするしかないと考え、その様なやり方をしているという事もあるかも知れません。
そうやって感情を抑え、溜め込んでいきます。

でも、感情を感じることと表現することは別の事であることが理解出来れば、感じたネガティブな感情そのものは否定せず、表現することだけを一時的に我慢するという対策が可能です。
そして、後で、その感情を別の形で表現することで感じきって流していきます。
その場では笑顔でやり過ごし、家に帰ってから、書き出して捨てる作業で、ボロクソにこき下ろせば良いのです。
それだけでは怒りが収まらなければ、壊して良いものに当たって壊すというのも良い方法です。

壊して良い物に怒りをぶつけながら壊して怒りを解放する

一部が欠けて使わなくなったお皿などを残しておいて、怒りをぶつけたい時に壊すというやり方は良い方法です。
ムカツク相手を罵倒しながらハンマーで叩き割ると、かなりスッキリします。
ペットボトルを踏みつぶしたり、空き缶を踏みつぶして小さくする等もやれそうですね。
ゴミを小さくする行動を、怒りをぶつけて解放する作業に利用するだけですから、誰にも迷惑はかけません。
破壊行為は怒りの解放には非常に優れた方法ですから、うまく破壊する対象を選択すれば、とても効果的です。

間違っても人様の持ち物でやっちゃ駄目ですよ。
他には、ムカツク相手を想像し、想像上の相手に罵倒しながら、草刈りしたり、チェンソーで木を切るというのもスッキリしますよ。
ただし、罵倒しているのを人に聞かれないように、周りに人がいる時は声に出さずにやる等の注意は必要です。

要は、人に迷惑をかけない方法で表現すれば良いということです。
ですから、他にも色々やり方はあると想います。
溜め込んでいる怒りのレベルが下がってくれば、以前なら激しい怒りを感じた状況でも、少しイラッとくるだけで収まる様になってくるものです。
それは怒りを我慢しているのではなく、心の余裕が出来ることで、冷静に状況判断出来る様になってきた証です。

以前は、自分が怒りそのものだったのが、怒りを感じている自分を客観視してる感じでしょうか。
「私は怒っている」というのと、「私は怒りを感じている」の様な違いです。

前者と後者では、かなり差があります。
前者だと怒りのあまり、取り返しの付かないことをやってしまう可能性があります。
後者であれば怒りを感じつつも、怒りに振り回されることなく、冷静に対処できます。

怒りに限らず、感情を感じることと表現することは別のことなのだと理解して頂ければ、「ネガティブな感情は悪い感情だから感じてはいけない」ということにはならないので、ネガティブな感情とも上手く付き合えます。

ポジティブな感情であっても、表現の仕方によっては迷惑になる

それから、例えばポジティブな感情と言われる喜びの感情だって、表現の仕方を間違うと、「あいつうぜぇ」って事になることを経験されている人もいるのではないでしょうか。

公衆の面前で度を超えていちゃいちゃしているカップルとか偶にいますね。
いちゃいちゃに限らず、感情表現が、どこまでなら周囲に嫌な感じを与えないかは国や地域で違いますから、自分のいる場所の線引きはどの辺りなのかということは、常に頭に入れて置いた方が良いでしょう。
喜びや愛の様なポジティブな感情も、表現の仕方によっては迷惑行為になるという事は覚えておいて損はないです。

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