今日できる事は今日やっておくべきという意見があるが、それは必ずしも正解ではない
今日やるべき事、今日やりたい事は、明日に延ばさず今日やっておくべきですし、今日やるべき事を先延ばしにするのは論外です。
でも、明日やれば良い事までも、今日できるのだから今日やっておくべきという考えに対して、それは必ずしも正しくは無いのではないか？という事です。
明日やれば良いことまで今日できるからと言って今日やってしまうと、今日やっておくべき事が充分にできない事になりかねません。
遊ぶ時間も無くなってしまうかも知れませんしね。
遊びって大事ですから、遊ぶ時間を削ってまで、明日やれば良いことまで今日やるのは違う様な氣がします。
或いは、状況が変わってしまい、今日やったことが無駄になる可能性もあります。
労力の無駄だけで済めば良いですけど、状況が変わった結果、今日やった事が邪魔になる可能性もあるのです。
大切なのは見極める事
ここで大切なのは、今日やっておいた方が良い事と、明日やれば良い事の見極めですね。
見極めがちゃんと出来てないから、今日できる事は何もかも今日やってしまうという様な愚行にでてしまうのでしょう。
今日やる事だけ今日やることで、時間に余裕も出来ますから、その余裕の氣持ちのお陰で、今日やっておきたい新たなことに氣付けるかも知れません。
何もかも今日できる事は今日やるんだ！とか思っていると、氣持ちに余裕が無くなり、大切な人への伝えておくべき言葉を忘れてしまったりという事もあるかも知れません。
大切な人への大事な言葉は、思いついたら直ぐに伝えるべきです。
明日でいいやなんて思っていたら、明日にはその人はいなくなっているかも知れませんからね。
或いは、自分がいなくなるかも知れません。
事故や事件、災害というのは、いつ起きるか分からないものです。
突然大切な人が居なくなった時、もしくは自分が死ぬ間際に、あの言葉を何故思った時に伝えなかったのかと後悔するのは、とても辛いことですから。
明日やれば良いことは明日やれば良いという内容と、食い違っている様に感じられるかも知れませんが、そんな事はありません。
今日やるべき事と、今日できる事というのは、必ずしも同じでは無いということを理解し、今日できる事でも明日やれば良い事は明日に回す事で、今日やるべき事、今日したい事を充分に納得出来るまでやるという事です。
物事にはタイミングもある
物事にはタイミングというものもありますから、明日やれば良い事というのは、実は明日やるべき事であって、今日やるべきでは無い事かも知れませんし。
明日やるべき事を、今日やれるからと言ってやってしまうことで、タイミングが狂い状況が悪化する事だって起きてくる可能性もあります。
例えは変ですが、料理で、どうせ調味料を全部入れるのだからと、タイミングも考えずに入れたら味は変になりますよね。
それぞれの調味料を入れる順番やタイミングというのはあります。
物事もそうです。
今日やるべき事は今日やらないとダメですが、明日やるタイミングのものは、明日やった方が良いのです。
