当たり前のことが凄い事
ドラマティックな出来事が無いと、なかなか幸せを感じられない人が多いようです。
平凡な人生なんてつまらないから幸せじゃ無いという感じなのでしょうか。
平凡という言葉自体にあまり良い印象を持たれない方も多い様ですし。
でも何かのきっかけで、全てを無くすと、自分がいかに幸せだったかに氣付くことも多いですよね。
当たり前だと思っていた、ごく平凡な生活が、とてつもなく幸せだったと、無くして初めて理解します。
無くして理解出来るなら、その氣になれば無くす前に氣付く事も可能です。
平凡であるということは、悪い事も起きてないということ
平凡な毎日っていいますけど、逆に言えば、特に不幸なできごとも起きていないということでもあります。
世界標準で考えてみれば、住む家があり、明日の食べ物の心配もしなくてよくて、大きな怪我や病氣にもならず、事故や事件に巻き込まれていないというだけでも、もの凄い幸運なんです。
単にそれに氣付いていないだけ。
当たり前のことが凄い事と氣付くこと。
そういう感じの事を凡の非凡を知ると表現しますが、現状、当たり前だと思っていることも、非常に微妙なバランスで奇跡的に成り立っているのです。
その凄さ、そして有り難さに氣付くことが大切です。
それに氣付けば、自然に感謝の氣持ちも湧いてきます。
大きな幸せを求めることは構わない
もちろん、より大きな幸せを求めることは悪い事ではありません。
でも、既に幸せであることに対する感謝の氣持ちを忘れると、欲望に振り回されて、結果として幸せな日常を失いかねません。
際限なき欲望は身を滅ぼします。
感謝の氣持ちを忘れなければ、欲望に振り回されることはありません。
欲望を否定するのではなく、欲望と上手く付き合うことが大切です。
厳しい現実を体験している不幸な人が一定の割合で存在しているのは確かです。
そんな状況の人にまで感謝を感じろ等という無茶を言うつもりはありません。
でも、多くの人は別に不幸でもないのに、幸せを際限なく求める事で、既に幸せであることを忘れてしまっています。
幸せになりたければ幸せで在ればいい
幸せを感じている事で、幸せな現実を引き寄せます。
既に幸せで在ることに氣付く事で、その幸せの氣持ちの波動が、幸せを象徴する出来事を引き寄せ、更に幸せになるということです。
幸せになろうとして幸せになるのでは無いのです。
幸せになろうとしている間は、どれほど外的な状況が恵まれていても、幸せにはなれないのです。
これは重要なポイントです。
健康も同様
健康だってそういうところがあります。
多くの人は健康がゼロで病氣がマイナスだと考える様ですが、健康が100点満点で風邪を引いたくらいなら90点くらいと捉えた方が実情に合ってる氣がします。
絶対的な健康なんて幻想ですからね。
どんなに健康な人だって、多少は体調を崩すことはあります。
それはだるい程度かも知れませんが、通常よりは落ちる訳です。
多少の体調の乱れも含めて健康なのだという感じで捉えて頂くと、更に健康になれます。
当たり前だと思っていることが、実は凄い事なんだと氣付くことが出来れば、何も無くとも感謝の氣持ちが湧いてくるものです。
それが凡の非凡を知るということです。
