感情は1度に1種類しか感じられないという事はない。
誰でも経験しているはずなのに、忘れている人が多い様なので説明します。
感情は複数を同時に感じることができます。
同時に感じる感情の組み合わせは様々です。
喜びと感謝、喜びと悲しみ、喜びと寂しさ、怒りと不安、喜びと不安、等々、他にも色々あると思います。
3種類以上を同時に感じることもあるでしょう。
注目して頂きたい事は、ポジティブな感情とネガティブな感情を同時に感じることができる点です。
なぜ、注目して頂きたいかと言いますと、ポジティブな感情を感じるために、ネガティブな感情を無理に消す必要がないことを認識して頂きたいからです。
これはとても大切な事です。
ネガティブな感情を無理に消す必要はない
ポジティブとネガティブを同時に感じることが出来るという認識がないから、ネガティブな感情を感じないようにしようとしてしまうのではないでしょうか。
同時に感じられるのですから、ネガティブな感情をどうにかしようとするのではなく、ポジティブな感情を感じる機会を増やす事に取り組めば良いのです。
ポジティブな感情、ネガティブな感情、両方共に感じるのが自然なこと
状況が常に変化している現実を過ごしていて、いつもポジティブな感情だけを感じていられるものではありません。
どうしたって、ネガティブな感情も湧いてくるのが人間です。
それが健全な感情の在り方です。
ネガティブな感情を感じつつも、それ以上にポジティブな感情が強ければ、何の問題も無いのです。
ネガティブな感情を感じないようにしようとするから、ネガティブな感情が溜め込まれてしまって、現実に対する影響力が強くなってしまうのです。
そうではなく、湧いてきたネガティブな感情も、その都度感じていけば、何も問題はありません。
ただ、既に溜め込まれてしまったネガティブな感情は自分と向きあい感じて解放する必要はあります。
ポジティブ、ネガティブで区分けするのが混乱の元ではあるが
そもそも感情をポジティブとネガティブで区分けすることが混乱の元なのでしょうね。
ただ、感覚的には理解しやすい表現ですし、ポジティブな感情が強ければ、運氣も上昇しますし、ネガティブな感情が強ければ、運氣も落ちていくのは確かなので、ちゃんと理解さえすれば大丈夫であろうということで、この区分けは使います。
それぞれ独立した感情ですから、感情が湧いてくる度に、その都度、感じて流していけば良いのです。
溜め込まない事が重要です。
ポジティブな感情も溜め込むと良くない
意外かも知れませんが、ポジティブな感情だって、溜め込んだら悪影響が起きます。
例えば喜びの感情を我慢し続けても病氣になります。
喜びの感情を我慢しなければならない状況というのは滅多にないので、経験する人は少ないのですが、実際にそれは起きます。
周囲で不幸が続いている時に、自分に嬉しいことがあったという様な状況ですね。
みんなが悲しんでいるこんな時に嬉しいと感じるなんて、自分はろくでもない人間だと思う人だっているかも知れません。
そういう時は、感情を感じることと表現することは別であることを思い出して頂ければ、皆のいる前では喜びを表現するのは避けて、1人になった時に、喜びを感じてあげれば良いのです。
自分はろくでもない人間だなんて思う必要はありません。
湧いてきた感情は、その都度、すべて感じること
ポジティブな感情にしてもネガティブな感情にしても、その都度感じていくことが、より良い現実を引き寄せる為に必要なことです。
怒りや不安を感じていても、それ以上に、喜びや感謝が強ければ、何の問題もありません。
多少は嫌な出来事も起きるかも知れませんが、人生の大きな流れには大した影響はないのです。
感謝の対象を自然界も含めていれば、日常の出来事で怒りや不安を感じたとしても、感謝の方が遙かに強くなりますし。
自分と向き合い、ありのままの自分を受け入れ、ネガティブな感情もちゃんと認めて流していけば、四六時中ネガティブな感情を感じるということは起きません。
それに喜びの感情だって、四六時中感じていれば疲れます。
喜びは興奮ですから、リラックスする時間も必要ですからね。
ポジティブな感情が素晴らしいからと言って、感じ続けようとするのもナンセンスということです。
感情は自然に流れるがままに任せます。
ポジティブな感情を強くする為には、ポジティブな感情を強くしようとしないこと
ポジティブな感情を強くする為には、ポジティブな感情を強くしようとしないことが大切です。
何を言ってるか分からないかも知れませんが。
これは、感情そのものをどうこうしようとしないという事です。
自分の思い込みを整理し、自分を通して流れるエネルギーの量を増やすことに取り組めば、自然にポジティブな感情が強くなっていきます。
そういう取り組み方が大切なのです。