直感に従うことの重要性
ある方が、ショッピングセンターの駐車場に車を止めて買い物をして車に戻ったら、他の車にぶつけられていた事がありました。
幸いなことに、車をぶつけた人が連絡先を残してくれてあったので、自費で修理する事態は避けられたそうです。
でも今回は、ぶつけた人に良心があって良かったですねという話ではありません。
直感に従わなかった為に回避できなかった
実は、その方がショッピングセンターの駐車場に車を停めた直後、車を停めた場所を移動させた方が良いという直感が、1度ならず3度もあったそうです。
でも、それに従わずにそのままにしておいたら、車をぶつけられてしまったという事です。
その直感に従っていれば、車を傷つけられずに済んでいた可能性が大だと思われます。
ばかばかしい直感だったとしても、直感に基づく行動が、さほど大変な事ではないなら、直感に従って行動しておいた方が良いという事例ですね。
直感に従った結果、何も起きなかったことをどう解釈するか
ただこの事例では、直感に従って車を移動をしたら悪い事が何も起こらなかったという結果ですから、その直感は無意味だったと判断してしまう可能性があります。
何も起きていない訳ですから、無駄な行動をしてしまったと考えてしまうかも知れませんよね。
実際は、移動をすることで、難を逃れていたとしても、それは確認のしようがないのです。
直感に従った結果、ラッキーな出来事に遭遇したら、その直感が正しかったと理解するのは簡単ですよね。
でも、この例のような難を避ける直感だと直感に従った結果何も起きない訳です。
何も起きなかったことがラッキーな事なのですが、なかなかそこに氣付きにくいものです。
直感に従った結果、何も起きなかったのは難を回避したということ
直感に従った結果、何も起きなかったことを、どのように受け止めるかで、直感に積極的に従う氣持ちになれるかどうかの差が出てきます。
何か素敵なことが起きることだけが直感の役割ではありません。
難を避けることも、直感の大切な役割です。
直感に従ったのに、何も起きないから直感なんて役に立たないなんて思わないで下さい。
何も起きなかったことが、実はとてつもなくラッキーだったかも知れないのです。
1回だけなら単なる思いつきかも知れませんが、同じ思いが何度も浮かんで来るようなら、従ってみるのは役に立ちます。
そうやって直感の扱いに慣れてくと、単なる思いつきと、直感の違いに氣付く様になってきます。
その違いは人によって様々なので一般化は出来ないのですが、その時の感情や感覚の差に注意を払う事で、従った方が有益な直感と、単なる思いつきとの違いが分かってくる様になります。
常に自分の感性に注意を払って下さい。
それはとても大切なことです。