本当にそれは運のせいなのか
運が悪いと嘆いている人の話を聞いていると、それは運がどうこうというより、不注意だったり、見通しが甘すぎたり、物を知らなさすぎることが問題なのでは？と感じることが偶にあります。
運のせいにしていまえば、自分を省みる必要がないので楽なのでしょうが、それでは同じ事の繰り返しになりますよね。
そして、自分は何て運が悪いのだろうという思い込みを強化して、そんな調子で人生の終わりを迎える感じなのでしょう。
運に左右される要素もあるが、運以前の問題も多い
世の中には、確かに運に左右される要素もありますが、それは、自分の目的を達成するのに必要な最低限度の能力が身についていることが前提の話であって、能力を高める努力もしてないのに、運が悪いから無理とか言っているのを聴くと、それは違うんじゃないの？って想ってしまいます。
実力をつけることで、運に左右される要素を最小限にすることだって出来る訳ですし、氣の状態を高めれば、運だって高めることも出来ます。
運も自分の努力で高めることが出来ることを知ってしまうと、運のせいにして言い訳することも不可能になるから、認めたくない人も多いかも知れませんけれども。
個人レベルではどうにもならない事は確かにある
自然現象や社会の流れなど、個人のレベルではどうにもならないことはありますし、それによって、充分な実力があるのに、上手くいかないことはあります。
それは、もう運の良い悪いという範疇を超えた運命としか言いようのない何かですから、受け入れるしかありません。
その上で、氣持ちを切り替え、新たな方向へ向かうことも必要です。
一つ目の夢は社会の流れに阻まれて実現できなかったけど、新たな夢を持ち、それを実現させるということは可能です。
その為には、一つ目の夢を諦める必要はありますが、それもまた天命なのかも知れません。
日頃の地道な積み重ねが大きな差になる
それはさておき、実力を高めるにしても、運を高めるにしても、日頃の地道な積み重ねが大切です。
日々の切磋琢磨は嫌いで、何か一氣に劇的に能力や運が高まるような方法を探して、無駄な時間を過ごすのはあまりお薦めしません。
劇的な方法を10年探したところで、そんなものは見つからないですから、それより10年地道に切磋琢磨し続けることの方がどれほど実力や運を高めることになるかを理解して頂きたいものです。
その場合、重要なのは目的意識をはっきり持っていることです。
それがなく、漠然と運が良くなりたい！とか思っても、具体的なものが見えてこないと、人は何かを続けることは困難ですから。
それに、こういう風になるのだ！というある程度の具体的なビジョンが無いと、何をすれば良いのかも見えてきませんし。
