ネガティブだから警戒する訳では無い
警戒を怠らないことというと、ネガティブな印象を持たれるかも知れません。
確かに何か起きる可能性に対して警戒する訳ですから、その様に映るのは仕方がない事ではあります。
でもこれはネガティブだから警戒するという訳ではありません。
現実問題として、事故や事件、災害というのは常に起きる可能性がある事ですから、それに対して警戒しておくことは当然のことなのです。
警戒できているからこそ、楽しめる
警戒できているからこそ、安全を確保でき、心底楽しめるという面もあります。
何かが起きそうな兆しもキャッチできるレベルで警戒していれば、余裕で危険も回避できますからね。
周囲を警戒することに慣れてくれば、遊びながらでも警戒スイッチはオンのままでいることもできますし。
平和ぼけしすぎて、警戒することに慣れていないと、警戒しながら遊んだりする事が出来ないので、警戒することをネガティブな事だと思う面はあるのかも知れません。
多くの人が油断しすぎている
地震列島の日本に於いては、またいつ大きな地震が起きてもおかしくはありません。
それにも関わらず、待ちを歩く人達の格好をみてください。
何かが起きて、その格好で逃げることが出来るのか？という格好の多いことと。
例えば、その履き物で瓦礫の上を歩けるのか？と思う事がしばしばあります。
災害に限らず事故の回避にも言える事です。
車が突っ込んで来た時とか、襲われそうになった時に、それでは端っから逃げることも出来ない履き物。
衣服でも、肌を露出し過ぎている格好だと、ちょっとした茂みの棘や、剃刀ですらガードできないけど、大丈夫なのか？とか。
生き抜く為には警戒し、備えておくことは当たり前のこと
こういう事を書くと、何てマイナス思考なんだろうという印象をお持ちになる方もいるかも知れませんね。
でも、これはマイナス思考ではなく客観的事実です。
上っ面だけのプラス思考で、大丈夫大丈夫なんて考えるのではなく、色々な事態を想定し、ある程度は対処出来る状態に起きつつ、周囲に対して警戒を怠らないことが必要です。
ある程度体脂肪を付けておくこと
また、遭難時等に食べ物が足りない可能性に対処する為には、ある程度、脂肪をつけて置くことも必要です。
痩せているのが美しいという価値観が強く痩せすぎている様な人だと、飢餓時の活動限界も早く訪れます。
直ぐに助けが来れば良いですけど、遅れた場合の生存率は脂肪の多い方が高いですからね。
動けることによって、水の確保も出来ることで、更に生存率も高くなります。
動けないほど太るのは、かなりまずいけれども、数日くらいは食べ物無くても水だけで動けるレベルの体脂肪は付けておいて損はありません。
3日分の食料を倉庫に入れておいても、家から離れたところで災害に遭ったら何の役にも立ちませんからね。
食料は無理でも、水だけなら確保できる可能性は格段に高いですし。
美容とサバイバルのバランス
美容を取るかサバイバルを取るかですが、バランスを上手く考えて、ある程度は脂肪を付けておいてください。
その上で、筋肉も付ければ役に立つと思います。
若干、警戒を怠らないこととから話が反れてきていますが、備えておくことも警戒のうちという事で。
最悪の事態が起きない保証は無いので、ある程度の備えはしておく
何事も起きなければ、確かに無駄なことかも知れませんが、最悪の事態が起きない保証なんてどこにもありませんので、どこまで準備しておくかが、それぞれの置かれている状況によって折り合いを付けることです。
まったく備えをしていないのは論外です。
少なくとも心の準備だけはしているだけでもずいぶん違います。
常に警戒している状態にあるなら、とっさの時に対処が可能ですからね。
またある程度、身体を鍛えておくべきなのに理解できると思います。
最低でも長時間歩き続けることができるだけの体力は必要です。
周囲を観察する癖をつける
それから周囲を注意深く観察し続ける癖も身につけて下さい。
道を歩いていても、周囲にほとんど注意を払っていない人が多いことに唖然とすることが多いです。
自分の足下周辺にしか注意が向いて居ないのです。
これは危険なことです。
警戒を怠らないからこそ、安全か危険化の判断ができるのです。
今、安全であることが分かっても、状況が変わる可能性は常にあるので、警戒をしつつ、日常生活を送ることです、
人間の脳には、それができるだけのキャパがあります。
脳は使ってなければ劣化しますが、鍛えれば発達します。
警戒を怠らないからこそ、見えてくるものがある
警戒しつつ生きているからこそ、見えてくるものもあります。
何となく生きていたら見逃していた、良い兆しやチャンスにも氣付ける可能性が高まります。
自分にはチャンスが無いと嘆いている人は、ボーッと生きている為にチャンスに氣付けていないだけなのかも知れません。
それだけでなく、今まで氣付かなかった、見慣れた風景の中に潜む、世界の美しさに氣付くかも知れません。
また、様々な危険が潜む世界の中で、何ごとも無く過ごせたことの奇跡への感謝も湧いてくることもあるでしょう。
平凡でつまらない人生だと思っている人は、自分がつまらなくさせているだけかも知れないと、一度、振り返ってみるのは良いかと思います。
前向きな氣持ちで警戒すること
チャンスとリスクは表裏一体ですから、リスクに対する備えが出来ているからこそ、思い切ってチャンスに飛び込むことが出来るものです。
警戒を怠らないことは危険回避だけでなく、チャンスに氣付いたり、世界の美しさ、楽しさ、愛おしさに氣付く為にも大切なことですので、幸せな氣持ちでもって、世界や自分を観察するという感じで、警戒する様にして頂ければと思います。
