何故、空間認識を修正する必要があるのか
多くの人は、視覚優先で世界を感じているので、前にばかり注意力が向いてて、後ろが疎かになっています。
そういう状態だと、認識している空間の前後のバランスが非常に崩れてしまっています。
また、足元には大地があるため、上下軸では上方向にどうしても偏っています。
左右に対しては、比較的バランスが取れている人も多いのですが、前後軸や上下軸まで意識している人は少ないため、上方向かつ前寄りに偏ってしまう訳です。
また、前後軸の認識が希薄なため、世界を前後軸の無い平面的に捉えている傾向があります。
上方向と前方向に空間認識が偏っている
上と左右はあるけど、下と後が無い感覚ですね。
それは自分の身体も平面的に感じているということでもあります。
これは、世界を立体的に捉えてからでないと分からない感覚です。
下方向と後方を感じて、世界を立体的に感じると、これまで平面的にしか捉えていなかったと感覚的に理解出来る感じです。
自分にも厚みができますから、エネルギーを沢山保有できる余裕が生まれます。
平面状態の認識の時は、自分がぺらっぺらですから、エネルギーを貯めることが出来ないのは当然です。
エネルギーは自分が認識してる空間の中央に集まる
実は自分が認識している空間の中央にエネルギーが集まる傾向があります。
空間認識のバランスが崩れていると、認識している空間の中央に自分が居ないため、集まってくるエネルギーを自分で使えなくなってしまいます。
ですから、認識している空間の中央に在る様な空間認識修正するだけで、かなり氣力が湧いてくる様になります。
この認識によって、自分が世界の中心に在る様な感覚になります。
自分が世界の中心に在る感覚
世界は地球の表面にあります。
球体の表面上では、どこにいても面の中では中心なので、地表にいれば、実際にどこにいても世界の中心に在るのですが、空間認識が歪んでいると、肉体は世界の中心に在るのに、エネルギー体の位置がずれてしまう為、世界の中心に在る感覚は無くなります。
そうなると現実も上手く流れにくくなります。
背後をきちんと感じることで、名実共に自分が世界の中心に在るという感覚を得ることができるのです。
自分が立体的になれば、内面を感じることができる
身体を立体的に感じることも空間認識の一部ではあるのですが、外と内の違いがあるので、別項目として取り上げます。
身体を立体的に感じて初めて、内側を感じることができます。
どのようにして空間認識を修正するか
前後軸の偏りの修正
聴覚にも注意を払う
多くの場合、視覚優先で生きている為に、前方に空間認識が偏っている訳です。
ですから視覚だけを優先させるのを止めることから始めます。
視覚と同等に聴覚に注意を払うことです。
聴覚は360度、空間全体を把握することができます。
ところが意識が前寄りに向いて居ると、空間全体の音が聞こえているにも関わらず、前方の音しか把握できていないという様なことが起きてきます。
聞こえてはいるのに認識してないという状態ですね。
そこで聴覚に注意を払うわけです。
その時に、前方だけでなく、後ろの音にも注意を払って下さい。
それによって空間認識の前後軸のバランスを修正できてきます。
皮膚感覚にも注意を払う
空間全体の音に注意を払う事になれてきたら、皮膚感覚にも注意を払うようにしてください。
皮膚感覚は全方向を感じる事ができますので、全身の皮膚感覚に注意を払う事で後方にも注意が向きます。
上下軸の偏りの修正
地球の表面にいる
大地の上にいるので、どうしても下には意識が向かず、上方向に偏りができてしまいます。
上空方向と同じだけ下方向にも意識を向ければ良いのですが、その為には自分が地球の表面にいるのだという認識が役に立ちます。
自分の足元には地球があるのだという意識を持つことです。
大地という認識だと平面的にしか足元を捉えられませんが、大地では無く地球なんだと意識することで、大きな球体の惑星が足元にあるという認識に変化します。
それだけで下方向へバランスが取れます。
宇宙を意識する
宇宙を意識する時、多くの人は上空方向ばかり意識しますが、宇宙は360度全ての方向に広がっています。
前後左右の水平線方向にも宇宙は広がっていますし、足元の地球の反対側にも宇宙は広がっていますよね。
日常的に、この感覚で宇宙を意識できていれば、空間認識はバランス取れています。
地表に在る世界も宇宙の一部ですからね。
そこに存在する自分自身も宇宙の一部です。