利己的な願いも叶いますが、利他的な想いが欠けていると、願いが叶ってもまた振り出しに戻る事が多い
多くの場合、願いというのは自分の事ばかりのものになりがちかと思います。
でもそうではなく、自分の願いが叶うことが他者にとっても有意義である様な利他的な願いを持つ事が、潜在意識の力最大限に引き出すポイントになります。
ただし、ここでいう利他的というのは自己犠牲をして下さいという事ではありません。
自分の楽しみを全て捨てて他者の為に生きようという事でもありません。
自分が満たされていないと、他者を満たす事はできませんからね。
ですから、他者の幸せの為でもあり、自分にとっても幸せな願いを持つ事が大切になる訳です。
これは何か物を売るという事でも成り立ちます。
本当に役に立つものを売るのであれば、それは他者の為でもありますよね。
それが沢山売れることで自分も潤いますから、他者にとっても良い事であり、自分にとっても幸せな願いという事です。
物を売ることに限らずですが、願いというのを他者の役に立つ事で自分にとっても良い結果を得られるようなものに設定する事で、潜在意識の力を最大限に引き出せます。
自分が幸せを感じることが、結果的に周りの人にも良い影響を与えることになる
利他的な生き方をするからと言って、自己犠牲をして下さいという事ではないというのは先に述べました。
これは自分をないがしろにして、人の為だけに行動してしまうと、自分の内面に不満が蓄積してしまい、いずれ爆発してしまうことが多々あるからです。
不満を抱えた状態そのものが他者にとって迷惑な状態ですから、それは他者の為にもなりません。
ですから、自分が幸せを感じる事も他者にとって有意義なことでもあるのです。
自分の事をちゃんとケアすることは大切なので、自己犠牲ばかりの人に対しては、自分を優先させて下さいとお伝えすることがあります。
ところが、自分を優先させて下さいというと、自分さえ良ければいいのか？とか、利他的に生きろというのと矛盾するのでは？という意見が出たりしますよね。
そういう意見を聞くと、何故、極端から極端に振れるのだろうかと苦笑してしまうことがあります。
大切にする対象に自分の事も加えるという事であって、他の人の事などどうでも良いという事ではありません。
自分の状態が良くない時に、人の為の行動をしても、良い結果に繋がるとは限らない
それに、自分の状態が落ちている時に、人の為に良かれと思って行動しても、それがその人の為になってない事も多々あるものです。
不幸な精神状態の人が、他人を幸せにしようとしても、他人の不幸な状態を強化してしまうだけなんです。
愛からの行動ではないからなのでしょう。
自分が幸せで在ることで、周囲の人に幸せを伝染させることが可能になる
自分が幸せで在ることで、幸せを伝える為の行動が可能になります。
自分を満たす事が、他人の為にもなるという流れですね。
自分を満たす事と、自分さえ良ければ良いということは同じ意味ではありません。
自分さえ良ければいいというのは不幸な精神状態での行動ですから、本人も不幸から抜け出すことは不可能です。
自分の与えたものが自分に返ってきます。
まず自分が幸せになり、それを分かち合うことで、より大きな幸せとなって返ってきます。
独り占めをしようとすると、離れていきます。
循環は、与え受け取ることで起きてきます。
最初に与えることができるのは、愛情だけかも知れませんが、それで充分だと思います。
溢れる愛を他者に送るという事はとても素敵な利他的な在り方でもあります。
愛の波動を周囲に放っていれば、周りの人達も良い氣分になりやすくなりますから、それが循環を始めることで、巡り巡って仕事やお金として実体化して返ってくることも良くあることですからね。
常には、その通りに出来ないかも知れませんが、そういう氣持ちがあるかないかで、長い目で観ると大きな差が出てくるものです。
自分が幸せを感じていなければ、真に利他的な行動はとれないものです。
自己犠牲をしていて、見かけ上他者の為に全てを捧げている様に見えても、内心が不満に満ちているなら、それは全く他者の為になっていません。
自己犠牲をして内面に不満を抱えて生きるくらいなら、自分を優先させて幸せな氣分でいてくれた方が、余程他者にとっても良いことです。
でも、ここでの提案は、自分を満たしつつ、利他的な意図や想いで生きることです。
全ては一体なので、他者も自分の一部ですから、他者に対して尽くすことが、回り回って、更に自分の幸せを高める出来事としてやってきます。
