思考がプラス思考でも上手くいかない理由
上手くいっている人はプラス思考であるのは確かです。
それで、それを真似てプラス思考になろうとしている人は多いですよね。
でも、なかなか上手くいかないことが多い。
それは何故なのかという事ですが、表面的な思考だけプラス思考にしているけど、本心では上手くいかないと思っているからです。
似非プラス思考の人も表面上はニコニコしていますし、上手くいってる様な言葉を使っているので、見かけ上は、真のプラス思考の人と変わらないのですが、現実は上手くいきません。
表面的には楽しそうしているけど、内面では不安でしょうが無いとか、上手くいかなくてイライラしてるという状態です。
上手くいく!と表面的には思っているのに、不安でしょうがないのであれば、それは本音では、上手くいかないと思っているという事です。
現実は、自分の思い込み通りに動いていくので、どれだけ表面的にプラス思考にしていても、上手くいかないと本音で思っているなら上手くいきません。
真のプラス思考の人は、プラス思考で前向きである事を意識してない
真のプラス思考の人達って、プラス思考をしようとしてプラス思考になっている訳ではないのです。
本心から上手くいくと知っているから、自然にポジティブな考え方をしているだけなので、本人はプラス思考ですね!とか、前向きですね!って言われても、何を言っているんだ?って感じだと思いますよ。
本人的にはごく当たり前の思考をしているだけで、自分がプラス思考だとか前向きだなんて意識してません。
プラス思考を意識している時点で、似非プラス思考です。
マイナス思考からの脱却する為に
マイナス思考を脱却して、真のプラス思考になる為には、その辺りまで理解して、自分の思い込みと向き合う必要があります。
その辺がクリアになってくれば、普通に考えるだけでプラス思考が多くなっている状態になっていきます。
それでも全ての思考がプラス思考になる訳ではありませんよ。
それはそれで不自然ですから。
プラス思考を意識しているだけでも、マイナス思考ばかりしている状態よりはマシではあるのですが、思考だけ変えただけでは、弱いということです。
プラス思考をした時に生じる感情を手がかりに、自分の思い込みを探ってください。
プラス思考をしているときに生じる感情が、不安や怒りであるなら、本音では、上手くいくと思ってないのだなと認め、何故、上手くいかないと思っているのかを探って行きます。
書きながら探っていくと本心に氣付き易くなります。
「備えあれば憂い無し」という考え方について
似非プラス思考の人達って、「備えあれば憂い無し」という考え方も、マイナス思考だと言って否定的に扱う人も多い氣が居ます。
上手くいくと思っているなら、不測の事態に備えるという考え方はマイナス思考だという理屈なのでしょうね。
真にポジティブな人には不測の事態も起きないので、万が一に備える必要すら無いのも確かです。
備えあれば憂い無しなんていう概念すら持ってないと思います。
そういう意味では、似非プラス思考の人達のいう通りなんですけど、万が一に備えておくことで、必要以上に不安を大きくしないという効果があります。
先にも述べました様に、真にポジティブな人は不測の事態など存在しないのですが、そこまでポジティブな人はあまり多く居ません。
大抵の人はポジティブとネガティブが混在した精神状態で過ごしています。
不測の事態に予め備えておくことで、万が一の事が起きても何とかなると思うことが可能になります。
何とかなると思える様になっているなら、本当になんとかなるものですし、その想いによって不測の事態が起きる可能性も下がっていきます。つまり、不測の事態が起きる可能性を下げるために不測の事態に備えるという訳です。
不測の事態が起きなければ、備えは無駄になりますが、無駄も無駄ではないという事です。
それに、備えは余力でもありますから、不測の事態の代わりに大きなチャンスが来たときに、備えを利用してステップアップする事もできますよね。
まあ、何を備えているかにもよりますので、一概には言えませんが。
どんな意図を持って不測の事態に備えるのかが重要ですね。
楽しみながら不測の事態の事態に備えたっていいんですよ。
万が一の時が起きたら、自分はヒーロー、ヒロインになれるんじゃね?ってレベルで装備を備えるのも面白いかも知れないです。