何故、欲しがると欲しいものが遠ざかるのか
思考が現実化するなら、欲しいものがあれば、強く欲しがれば手に入るはずと思う人は多いかも知れません。
でも実際は欲しがれば欲しがる程、欲しい物は遠ざかります。
現実世界は心の投影です。
欲しがっているということは、自分はそれを持っていないと主張している事と同じです。
つまり、強く欲しがれば欲しがる程、自分はそれを持っていないという想いを強く投影してしまう訳です。
その為、持っていない状態が強化されてしまうという事になります。
また、欲しがっているということは、感情としては現状に不満を持っているという事でもあります。
強く欲するということは、強い不満を現実世界に投影することでもあるので、不満を感じる様な現実を引き寄せてしまいます。
強く欲しがることで、この2つの作用が働いてしまうので、欲しいものが遠ざかるのです。
欲しがれば欲しがる程、欲しがっている状況が強化される
この思考の落とし穴に陥ってしまっている人は本当に沢山いるのではないでしょうか。
お金が欲しいと強く望んでいる人は多いですよね。
強くお金を欲しがっているということは、自分はお金が無い!と潜在意識的に宣言している事ですから、宇宙はその想いの通りに、お金が無い状態、つまりお金を欲しがっている状況を強化してくれます。
まさに、現実は自分の信じている通りに動いているのです。
他にも「恋人が欲しい!」とか「結婚したい!」、「子供が欲しい!」、「健康になりたい!」という様な想いは強くなる傾向がありますから、欲しいと想うことを止めて、氣持ちを切り替える必要があります。
最初の欲求として欲しいと想うこと自体は構わない
最初の欲求として欲しいと想うことは良いのです。
欲求が生まれた後も、ずっと欲しがり続ける為に、欲しいものを遠ざけてしまうという事です。
ですから、欲しがるのを止める必要があるのです。
それで、既に欲しいものが手に入っている様に感じることが重要になってくるのです。
既に手に入っている様に感じられれば、出てくる感情は喜びや感謝です。
喜びや感謝が引き寄せる現実は、当然、喜びや感謝を感じる様な現実ですから、欲しいものが手に入ることに留まらず、より楽しい現実が引き寄せられてくるという好循環に入ります。