既にあるものに喜び感謝すること
いつも現状をどのように感じているかという事が、現実の状態を左右します。
現状に対してどのように思っているかが、その現状を維持し、また拡大していきます。
いつも不平不満ばかり感じているなら、不平不満を感じる出来事がどんどん増えてきますし、感謝を感じることが多ければ感謝を感じる出来事が増えてくるということです。
足りない物に意識を合わせるか、既に持っている物に意識を合わせるかという事でも現実が変わってきます。
足りない状態に意識が合わさっていれば、足りない状態が拡大されますし、既に持っている物に意識を合わせれば、持っている物が拡大していきます。
これは感情ともリンクしています。
足りない物に意識が合わさっていれば、氣持ちは不平不満ばかりでしょうし、既に持っている物に意識を合わせれば感謝の氣持ちが強くなっていきます。
願望実現の意識の持ち方は、既に達成しているかのように思う事が大切
では、願望実現とかの場合はどういう風に意識を持っていけば良いのだろう?という疑問を持たれる方も多いかも知れません。
願望を持つということは、まだそれが実現していないということでもありますからね。
願望実現に関しては、それが既に実現化している様に感じて実現している状態に意識を合わせるという事になります。
実現していない状態に意識を合わせるといつまで経っても上手くいきませんから。
既に願いが叶っている状態をイメージするというやり方は、現実化に興味がある人なら幾度となく聴いたことがあると思います。
このやり方が必要に為るのは、この「意識を合わせている対象が拡大される」という現実化の法則があるからですね。
実際に手に入れているかどうかは関係無く、その状態に意識を合わせていれば、意識を合わせている状況が拡大していくということです。
これをやっていく場合、イマジネーションが重要です。
脳は現実とイマジネーションの区別ができないので、リアルなイマジネーションを想像することで、まるで既に現実化している様に錯覚するのです。
そして、イマジネーションで想像した状況を拡大してくれます。
潜在意識は否定型を理解出来ない
肯定していようが否定していようが、意識を合わせている対象が拡大されます。
これは何故かといいますと、潜在意識は否定型を理解できないからです。
例えば、遅刻しそうになって遅刻したくない!と強く想っても、潜在意識は遅刻したいのだと理解するということです。
ですから、こういう場合は、必ず間に合う!という方向で想うことが必要になります。
他の例をあげると、仮に恋人とよく喧嘩をして関係がギクシャクし、別れそうになってしまい、それを修復したいなら、「別れたくない」と思うのでは逆効果であるという訳です。
仲直りしたいというのは、微妙に仲違いしている要素が含まれるので、これもあまり効果的ではありません。
「とても仲が良い」という方向の言葉で想うことが必要です。
そういう意味では、何かに反発する氣持ちでの行動は、反発している対象を拡大することになるので、結果的に、無くしたい物を強大にしてしまう事に繋がります。
反発する氣持ちからの行動は、反発する対象を拡大していまう
反発する氣持ちが強ければ強いほど、反発する対象を現実世界に留め、増大させてしまうというのは皮肉な話です。
きちんと現実化の法則を把握していないと、自分の意図と真逆の結果を引き寄せることになってしまいますので注意して下さい。
現実化の法則に照らし合わせた世界平和の為の行動とは
例えば、戦争に反対して反戦活動をすると、いつまで経っても戦争が無くならないという訳です。
こういう場合、どういう風に意識を持っていくのが良いかという事ですが、世界から無くしたい対象が無くなった状態というのはどのような状態なのかをイメージし、その状態を目標設定にする訳です。
反戦活動の例で言えば、戦争が無い状態というのは、どんな状態なのかをイメージします。
端的に言えば平和な世界という事ですが、ではその平和な世界というのはどういう状態なのか?というところまで観ていかないといけません。
みんなが豊かで楽しく笑顔で過ごしている世の中のイメージというのも1つの答えだと思います。
そのヴィジョンに向かって行動していくということです。
そうすると、自ずと自分が為すべき行動や精神状態も見えてくるのではないでしょうか。
みんなの笑顔を増やすために、自分が出来ることをやることが平和の為の行動ということになると思います。
当然、自分自身も笑顔で楽しく人生を過ごしていないと、笑顔を増やす事などできません。
ですから、まず自分が幸せを感じることが重要です。
そして強い幸せ感を持つことで、それを世界に伝染させているのです。