潜在意識には大きな力があるが、思い込みに基づいて自動的に現実化してしまう
表面的な「自分」の思い通りに現実化するのではなく、思い込みに応じて現実化してしまうため、様々な問題を引き起こします。
いくら表面的に、「上手くいく!」と思っていても、本心では「そんなこと出来るハズ無い」と信じていたら、上手くいかないです。
それを避ける為には、自分の思い込みを変えていくしかありません。
潜在意識は、無批判で思い込みをそのまま具現化する
注意すべき点は、潜在意識は思い込みをそのまま具現化してしまうということです。
自分にとってプラスになるとかマイナスになるとかそういう判断がありません。
思い込みをそのまま具現化してしまいます。
ですから、自分の願いに沿った思い込みも、願いを邪魔する思い込みも、そのまま具現化する為に、上手くいったり上手くいかなかったりが混在した現実化が起きてきます。
思い込みは間接的に邪魔をすることも多い
邪魔をする思い込みは、明確に願いを否定する感じの思い込みとは限りません。
例えば、お金持ちになりたいという願いの邪魔をするのは、「自分には無理だ」という思い込みだけではありません。
「お金は汚い」とか、「お金持ちになるには悪い事をしないとなれない」とか、「人生はプラスマイナスゼロだから、経済的に成功すると健康面や家庭面で不幸になる」等の思い込みが邪魔をしているものです。
その手の思い込みの根拠を探って行くと、「世の中そんなもんだ」という曖昧な根拠が元になっています。
育ってきた環境の中で周囲から刷り込まれた思い込みですね。
「世の中そんなものだ」というのは本当にそうなのだろうか
「世の中そういうものだ」というのは、単に周りの人間がそう思い込んでいたというだけのことです。
周りの人間も、その周りの人間からその様に刷り込まれて、そのまま思い込んでいるだけです。
成功者の人と会って話しをすること
勤め人の子供は、自営業やフリーランスになることに、もの凄いハードルを感じる事が多い様です。でも経営者や自営業者の子供であれば、比較的ハードルは低く感じますよね。
直接的に教えられた事だけから影響を受けるのではなく、周囲の人間の日頃の言動を無意識で手本にして影響を受けています。
それを超えるには、目指している道で活躍している人達と直接お話しをさせて貰える機会を作ることは有効です。
成功者の本を読むのもそれなりに効果はあるのですが、本人が書いているとは限らないですし。
ほんの数分でも1対1じゃなくても良いので、実際に同じ場所で対話する効果というのは大きいです。
その機会を作るのが大変だという話もありますが、その道で自分より少し先を進んでいる人であれば望めば何かしら繋がる機会は出来るものです。
自分より上過ぎる人と対話するより、自分より少し上の人と対話した方が役に立つこともあるでしょうし。
地道にステップアップしていけば、いずれ頂上付近の人とのコネクションもできる可能性もあります。
思い込みの整理が重要
潜在意識は良いも悪いも関係なく、思い込み通りに具現化していくので、思い込みの整理が非常に大切です。
書き出して捨てる作業等、様々な作業・方法をブログで紹介しているのもその為です。
強い想いが現実化をするのではなく、思い込み通りに現実が創造されているだけなのです。
潜在意識は否定型を理解出来ない
潜在意識は否定型を理解出来ないという性質も、かなり混乱を巻き起こしている様な氣がします。
肯定的な言葉で表現した方が良いのは、この性質の為ですね。
望む状態に意識を合わせることが大切
同じ内容の事でも、ネガティブ状態の否定型で表現するのと、ポジティブ状態の肯定型で表現するのとでは、真逆の結果に繋がります。
例えば「どんどん元氣になっている」というのと「病氣が治る」というのでは言葉の意味は同じですが、潜在意識的には、「元氣」に意識が合わさっているのと、「病氣」に意識が合わさっているという真逆の状態になりますので得られる結果に差が出てきます。
「あんな人間にはなりたくない」という想いは、あんな人間になる可能性を高めてしまう
ありがちな想いに、「あんな人間にはなりたくない」というのがあります。
これだと「あんな人間に」なる可能性がかなり高まります。
潜在意識は、否定型を理解出来ませんから、「あんな人間になりたくない」という想いは、「あんな人間」に意識を合わせる事になるのです。
意識を合わせている対象を拡大しますから、「あんな人間」になってしまうということです。
ですから、こういう場合はなりたい状態に意識を合わせることが大切です。
自分が為りたい状態に為っていることをイメージしていく事です。
他には「別れたくない!」という様な想いは、確実に別れに向かって状況が進みます。
別れたくないのであれば、仲が良い状態を表現する言葉で想うことが必要です。
嫌な予感が当たりやすいのは何故なのか
嫌な予感の当たるメカニズムもこれかも知れません。
予感の時点ではひとつの可能性をキャッチしただけなのですが、そうなったら嫌だなぁと強く想い始めると、確実にそちらに向かって現実が動きます。
つまり、嫌な予感が当たるというより、自分で引き寄せてしまってるということですね。
嫌な予感が出た時は、それを否定せず、それも1つの可能性と冷静に受け止め、その現実が仮に起きた場合に自分がそこから何を学べば良いのかを理解すれば、もうその嫌な現実にとらわれにくくなりますから、他のポジティブな可能性に意識を向けることができ、嫌な予感の現実を体験する必要はなくなります。