口癖をチェックすることで、心の癖のヒントを得る

2015年7月16日

口癖は、心の癖を端的に表していることが多い

心の癖というのは、別の表現をすれば、思考パターンと言い換える事ができるかと思います。
実際に声に出している口癖だけではなく、心の中で無意識で湧いてきている思考も含めて観察すると更に役に立ちます。

どういう時に、どんな口癖が出ているのかを知ることで、自分の思考的傾向を探ると、自分が見えてくるものです。
口癖にネガティブなものが多すぎるなら、意識的に変更していく必要があります。
そうしないとなかなか人生が改善していきませんから。

口癖をヒントに思い込みを探る

ネガティブな口癖に氣付いたら、それをヒントにして、自分のネガティブな思い込みを探っていきます。
どんな思い込みがあるかに氣付けば、それだけでも条件反射的な思考からは、ずいぶん抜けやすくなるものです。
条件反射的思考をしていたとしても、それに氣付いているなら、少しずつ変化していきます。

ポジティブな口癖になるように仕向ける

それに加えて、他のポジティブな口癖を、意識的に使う様にすることも役に立ちます。
他者に何かをして頂いた時に、御礼の代わりに「すみません」って言ってしまう人って、結構いますよね。
それを「ありがとうございます」に変えるだけでも、ずいぶん印象が変わるものです。

もし、感謝の場面で、「すみません」を使っていることが多い事に氣付いたら、早急に「ありがとう」に置き換える様にしてください。
「ありがとう」という言葉を唱える作業は、この思考の癖の修正に役に立つ方法です。

条件反射的思考が全て駄目だという事では無い

誤解しないで頂きたいのは、条件反射的思考が全て駄目だという訳ではないことです。
ネガティブな条件反射的思考は変えた方が良いですが、ポジティブ条件反射的思考であれば、その思考に氣付いていれば問題ありません。
むしろポジティブな条件反射的思考は、好ましい現実化にも役に立ちます。

アファメーションでポジティブな言葉を刷り込んでいく

アファメーションを使ってポジティブな言葉を刷り込んでいくのが、やりやすいと思います。
ポジティブな口癖に置き換えていく時の注意点ですが、無理矢理刷り込もうとしない事が大切です。

反発する氣持ちを認めること

ではどうすれば良いかということですが、ポジティブな言葉を繰り返している時に湧いてくる反発する氣持ちを、自分の本音として認めることから始めます。

それがとてもネガティブな考えであったとしても、自分の音値を拒絶していては変化は起きてきません。
まずはネガティブな本音を受け入れることです。
それを書き出して捨てるのもの良いですよ。

反発心の基にあるネガティブな思い込みに氣付く

その時に、「この反発する氣持ちが出るというのは、どのような思い込みがあるからだろ」という風に見ていくと、反発の基にあるネガティブな思い込みに氣付くことができます。

書きながら考えていくことで、考えがまとまっていきます。
頭の中だけで考えていても、堂々巡りしているだけで、なかなか核心部分には辿り着くことはできません。

このように、ポジティブな口癖を刷り込みつつ、反発する氣持ちを書き出して捨ててくことを続けて行くうちに、段々、ポジティブな言葉が自分の本音に置き換わっていきます。

無理矢理刷り込もうとせず、淡々とこれらの作業を続けることが大切です。
それが自然にポジティブな思い込みと、条件反射的思考を築くコツです。

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