行動より氣持ちの影響が大きい
同じ様な行動をしているのに片方は上手くいき、もう一方は上手くいかないという様な事はよくあります。
何が違うのかと言うと、その行動を始めた動機です。
動機が違えば結果は異なってきます。
ここでいう動機というのは、行動を起こすきっかけの氣持ちや、行動している時の氣持ちです。
何をするかよりも、どう在るかが重要です。
ポジティブな氣持ちからの行動なのか、ネガティブな氣持ちからの行動なのかで、得られる結果が違うのです。
仮に、きっかけになった氣持ちがネガティブでも、その後、氣持ちが変わっていれば良い結果に繋がりますが、多くの場合、氣持ちは変わらないまま行動を続けますから、問題も起きやすいものです。
世界平和の活動について思う事
平和の為の行動が、世の中に対する怒りや不安が動機であることは多々あります。
おそらくこれが、多くの人達が平和の為に活動しているのに、いつまでたっても平和な世界にならない原因かも知れません。
世界平和実現の為の行動が愛からの人が多ければ、世界平和の実現も早いでしょうが、実際は怒りや不安からの行動ばかりなので変わりません。
不幸な精神状態の人が怒りで世界平和の為の行動をすると、その怒りがどんどん伝染していきますから、世界平和を妨げる作用が強くなってしまうのです。
でも本人は世界平和の為に行動していると思い込んでいるから厄介です。
世界平和の為に最も大切なのは、自分が幸せを感じることなのですが、なかなかそれは理解して頂けないものです。
世の中に不幸な人達がたくさんいるのに、幸せを感じるなんて不謹慎だ!とか、そんな主張をするなんて、お前はろくでなしだ!てな事を言われたこともありましたから、もう直接的に伝えることはやめました。
世界平和の為に私達にできること
個々の現実は個々の人々の心の投影です。
大きく観ていけば、世界の現状は人類全体の精神の集合的な状態の投影です。
現状の世界がこのような状態なのは不幸だと感じている人が圧倒的に多いからです。
そこを変えないと世界平和なんてやってきません。
幸せを感じる人が増えれば、世界も自ずと良い方向に変わります。
他者に幸せを感じさせることは不可能だが、自分が幸せを感じることで幸せ感を伝染させることは可能
しかしながら、他者に無理矢理幸せを感じさせることは不可能です。
でも、自分が幸せを感じることで、それが周りに伝染していく事は可能ですから、まず自分が幸せを感じる事が重要なのです。
笑いなんかも伝染しますよね。
それが笑う真似であっても、笑っているうちに本当に楽しくなってくるものです。
楽しさを感じているということは、幸せな氣持ちになっているということです。
いつも笑って過ごしているなら、それが世界平和にとって、とても強い影響力を持つのです。
逆もまた真で、いつも怒って過ごしているなら、それは世界平和を妨げる大きな力になっている訳です。
現実化の法則を理解しておくことが大切
現実化の法則を理解していないと、世の中の為に良かれと思って行っている活動が、かえって世の中に悪影響を及ぼしてしまうという事も多々ありますから、まず自分が幸せを感じることを優先させてください。
愛の精神状態になって活動するなら、それが個人的な事柄であっても、世界平和にとってとても役に立ちます。
逆に、怒りの氣持ちで世界平和の為に闘っている限り、世界平和はやってきません。
侵略をしている国々へ怒りや憎しみの氣持ちをぶつけても戦争状態を強化してしまうだけなのです。
戦争状態を弱めていくには愛の氣持ちを送る必要があります。
侵略を受けている側に愛の氣持ちで支援をする事が必要に為るかと思います。
侵略している側に対しては、これ以上罪を重ねない様に諭す氣持ちを持ち制裁する感じの心持ちが良いかと思います。
その制裁には武力行使も含まれます。
時には罪を犯す者をこれ以上罪を重ねない様に殺す事も慈悲ですからね。
慈悲の氣持ちを持って武力行使をするなら、戦争状態の強化にはならないと思います。
幸せだから何かをするという事
幸せになる為に何かをするのではなく、幸せだから何かをするという事。
それが幸せな現実を引き寄せる為の核心部分です。
幸せだから何かをする人が増えれば、世界も平和になっていくことでしょう。
世の中を変えたければ、自分を変えることです。
自分を変えるという事の最重要事項は、不幸な精神状態から、幸せな精神状態に変わることです。
そこが抜けていると、どれだけ自分を変えても、状況はたいして変化していきません。
自分が幸せになることが、世界平和にとっても有益な事であることを理解して頂ければ幸いです。